社宅代行利用時の保険の取り扱いは?
社宅代行サービスを利用した時の保険の取り扱いについてまとめています。保険込みでトータル代行を依頼したい方もいるでしょう。参考にしてみてください。
社宅代行各社の保険の取り扱い
ほとんどの社宅代行会社は火災保険や賠償保険を取り扱っています。保険を含めて代行依頼できるところも多く、別々に申し込むより便利です。社宅で火災および爆発などが起こった際、入居している従業員は責任を免れますが、家主と契約を交わしている企業側には原状回復義務や債務不履行責任が生じます。多額の請求がくることもあるため、保険に加入しておきましょう。
賃貸物件を従業員が焼失させた場合、従業員の不法行為を追及することなく企業側に債務不履行責任を追及するケースも増えてきているようです。不法行為を立証するよりも請求手続きが簡単だと考える家主も多いので、責任追及に備えて企業側でも火災保険や賠償保険に加入しておくことが大切です。
社宅代行には包括保険がおすすめ
社宅代行で依頼するときにおすすめなのが包括保険。企業が保持している全ての借上社宅をまとめた保険契約で、1年間包括的な補償を行う契約です。年度途中の解約や新規契約の増減の度に申し込みする必要が無く、年に1回の精算でOK.。加入や退去時の作業は全て代行会社が行います。
社宅代行を利用するときに保険が大切な3つの理由
1.もしものときの火災に備えることは大切
火災保険に入らないということは、法人個人を合わせてもほとんどないと思われますが、火災は絶対に発生しないとは限らないので、万が一に備えて加入しておくことは必須です。
特にガスコンロを採用している建物では、安全装置がついていても火災が発生してしまうことは多々あります。
空気が乾燥する冬場などは、あっという間に火が燃え広がることも予想されるため、保険に入らないということはまずあり得ません。
2.契約によって偶然の事故による破損も補償してもらえる
社宅代行では、保険加入の代行を行っているところも多く、ほとんどが火災保険へ加入することになりますが、オプションをつけることで、火災以外の災害や事故などによる損害についても補償してもらえます。
これは偶然による事故であることが前提となりますが、故障した車が社宅に突っ込んでしまったなどの事故にも対応してもらえるので、幅広い補償を受けることができます。
3.オプションを利用して個人が起こした事故も補償してもらえる
社宅を利用している社員個人が起こした事故により建物が損害を受けた場合、その賠償は個人が行うと考える人も多いようです。
しかし、個人賠償責任保険は単独で加入することができず、火災保険や自動車保険などに付帯して加入する形になります。
このため、社員が損害を賠償することは難しいので、会社が損害賠償するための費用を負担しなければなりません。
火災保険に入るときに、オプション契約をすることで、個人が起こした事故の損害も補償してもらえるので、起こり得る損害について、どこまで補償を受けられるかという不安を感じることなく、安心して社宅の運用を任せられます。
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保険に加入することで補償される内容
火災・風災
多くの場合、火災保険に加入することになるので、火災による建物への損害は当然ながら補償されます。
補償金額は保険会社や契約しているプランによって異なり、1,000万円から1億円とさまざまです。
家財保険については、100万円から1,500万円の間で契約できることが多いようです。
盗難
社宅の備品や設備が盗難の被害にあった場合も、その内容によって保険が適用され、補償の対象となります。
空き巣が窓ガラスを割って侵入し、家財などを盗難したのであれば、窓ガラスの費用も補償されます。
水漏れ
社宅を利用している社員個人がお風呂の水を溢れさせて下の階に水漏れしてしまった、という事故についても、オプション契約をすることで補償対象となります。
日常生活においてこれらの事故が起こらないとは限らず、この場合建物の賠償と下の階の住人への賠償も必要となりますので、保険に入っておけば費用の不安がありません。
その他破損
そのほか、やはりオプション特約に加入することで、高層階に住んでいる住人がベランダから鉢植えを落としてしまい、通行人に落下してしまった、という事故についても補償対象となります。
対象となる事故はこの限りではなく、偶然起こってしまったさまざまな事故が対象となるので、保険に加入しておくことで社宅運営において起こり得る幅広い事故に対応できると考えてよいでしょう。