社宅のエアコン事情
社宅のエアコンは、従業員の健康面にメリットをもたらす設備です。この記事では、社宅のエアコンに必要な費用や故障した際の対処法について解説しますので、社宅のエアコン設置を検討している方はぜひ参考にしてください。
社宅にエアコンは必要か?
社宅のエアコンは、法的に必須ではありません。しかし昨今の夏の暑さは厳しく、熱中症のリスクも高くなっています。従業員の健康管理の一環として、エアコンの設置は好ましいと言えるでしょう。
また社宅にエアコンを設置すると、全額を経費にできます。会社の節税対策として活用できるため、社宅のエアコン設置は会社にとってもメリットをもたらします。
社宅のエアコンに必要な費用
社宅にエアコンを設置する際の費用は、会社の経費にできます。エアコン本体の購入代金はもちろん、設置費用や修理費用なども会社が負担する場合には、経費としての計上が可能です。
ただしエアコンを稼働させるための電気代は、社宅の規定によって異なります。エアコンを動かすための電気代は、決して安くはありません。「電気代を入居者と会社のどちらが負担するのか」については、エアコンを導入する前に社宅の規定に定めておくことが大切です。
社宅のエアコンが故障した際の対処法
事前に故障の際の対処法を知らせておくこと
社宅のエアコンが故障した場合に備えて、事前に入居者に対して故障の際の対処法を知らせておくことが大切です。「基本的に会社が対応する」と知らせておかないと、入居者自身が無断で業者に修理を依頼してしまうことがあります。
入居者が業者を呼んだ場合には、修理費用負担の問題が生じてしまいます。故障の際の窓口・連絡先について、入居者に周知しておかなければなりません。併せて修理費用の負担についても取り決めを定めて、入居者に伝えておいてください。
エアコン故障の際の対処法
借り上げ社宅の場合には、入居者からエアコンの故障に関する連絡を受けたら、管理会社に連絡をして業者を依頼してください。据付のエアコンであれば、管理会社が費用を負担することになるでしょう。ただし入居者の過失による故障であれば、会社もしくは入居者自身が修理費用を支払うことになります。
なお社有社宅の場合には、管理者が直接業者を呼んでください。
エアコン以外にも社宅制度の基礎知識をチェックしよう!
社宅にエアコンは必須ではありませんが、従業員の健康や会社の経費のために設置したほうが良いでしょう。導入するのであれば、故障した場合に備えて、事前に対処法を決めておくべきです。そして入居者に対して、故障の際の連絡先や費用負担などの取り決めについて、事前に知らせておかなくてはなりません。
なお社宅の設備には故障が起きる恐れがあるため、メンテナンスや修理などの手間がかかります。当サイトでは、エアコン以外にも、社宅制度の基礎知識について詳しく解説しています。借り上げ社宅や社有社宅の導入や管理についてお困りの際には、ぜひ以下のページもご覧ください。