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社宅使用契約書の内容や書き方

社宅の入居には、「社宅使用契約書」を作成したうえで入居者と契約を取り交わす必要があります。不動産のオーナーが押さえておきたい社宅使用契約書の内容と書き方を確認しましょう。

社宅使用契約書とは?

社宅使用契約書とは、社宅を提供する貸主と入居を希望する借主の間で賃貸契約を結ぶ際に締結する契約書です。

社宅使用契約書は賃貸契約に際しての契約を文書で明記するもので、社宅の入居者に対するルールを定めた「社宅管理規定」とは異なるものです。

社宅使用契約書の中には貸主と借主の名前、入居を許可される年月日、家賃などの社宅の使用料に関する表記が盛り込まれます。

社宅の利用に際して、「承諾のない他人を同居させない」「故意過失により損傷した場合は弁償責任を負う」などの重要な取り決めも記載されており、契約書へのサインをもって、借主が同意したことを示します。

社宅使用契約書の書式例

社宅使用契約書は、以下のような書式に整えて必要事項を明記します。それぞれの項目をわかりやすく表記することが大切です。

社宅使用契約書
○○○株式会社を甲とし、○○○を乙として、後記表示の甲所有社宅の使用に関し、次のとおり合意する。
第1条 甲は、平成○○年○月○日より、甲所有の社宅へ乙の入居を許可し、その使用を認める。
第2条 乙は甲に対し、社宅使用料として毎月金○○○円支払う。この使用料は、甲より乙に支給するその月の給料から天引きする。
第3条 乙は社宅を清潔に管理し、甲の事前許可を得ないで模様替えまたは増築を行わない。
第4条 乙は甲の承諾なくして他人を同居させない。
第5条 社宅の使用は乙の在職中に限る。乙が退職または転任の命を受けたときは○○日以内に明け渡す。
第6条 乙の在職中といえども、甲において社宅の必要を生じたときには、乙は甲の指示に従って明け渡す。その場合、甲は○ヶ月の猶予期間をおいて予告する。
第7条 社宅の建物および附属施設につき不可抗力によって修繕する必要を生じたときは、甲においてこれを行なう。
第8条 乙が故意過失により社宅または附属施設を損傷したときは、甲に対し弁償の責任を負う。

平成○○年○月○日
甲:○○県○○市○○町○丁目○番地
○○○株式会社
取締役社長 ○○○○(印)

乙:○○県○○市○○町○丁目○番地
○○○○(印)

社宅使用契約書を作成するときの注意点

社宅使用契約書を作成する際は、以下の3点に注意をしてください。

1、社内管理規定を明記する

契約書には、貸主と借主の氏名・住所・入居年月日のほかに、入居に必要な最低限の規定を盛り込みます。

会社に損害を与えないようにすること、他の入居者に迷惑をかけないこと、自己負担や責任の所在についても明らかにしたうえで契約書を作成してください。

2、正式名称と期日を明記する

契約書は「○○○株式会社」「取締役社長」など、正式名称での表記が基本となります。省略形や簡易的な表記は避け、正式名称を使用しましょう。

入居日と退去日、貸与期間を過ぎても返還をしなかった場合の措置についても、一目でわかるように記載してください。

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